分かったつもりの備忘録

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2週間だけの恋をしてしまった。牧春に。だから「春田さん」が溶けてほしい。

【5/28 23:00】

■修正前タイトル【2週間だけの恋をしてしまった。牧春に。だから「春田さん」には消えてほしい。】の表現に関しまして

わたしの文章表現が拙く、誤解を招いてしまいましたこと、および一部の方に不快な想いを抱かせてしまいましたことをお詫びいたします。

第6話の感想として、牧の気遣いと心的距離感から「春田さん」と呼ばなければならない関係性が、牧のその心のバリアとともに「消えて」ほしい、という想いで書いた題名および文章でした。ですが、わたしの言葉選びの悪さからご迷惑をおかけしました。

間違いなく端から端まで大好きな作品です。インターネット上に公開する以上、しっかりと作品および関係する方々へ敬意の伝わる文章となるよう、今後とも留意、精進してまいります。

 

 

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先週末、「おっさんずラブ」をイッキ見した。

ツイッター上で毎週あまりに大盛り上がりしていたので、「なんだか面白そうだな」とふと思い立ち、録画だけはしてあった第1話を見始めた。

 

「しまった…」の一言だった。

何となくで見始めてしまったこともほとんどネタバレを受けないまま見進めたこともそして第1話を23時に再生開始したことも、すべてが戦略ミスだった。

気が付けば外は明るくて、そこには第1〜5話までを見終えたそのままの身体で会社に行かなければならないわたしがいた。

そして何より、牧くんと春田くんのカップル「牧春」に恋してしまったわたしがいた。幸せになってほしい。なんとしてもこの2人に幸せになってほしい。

なのに、6月2日にはおっさんずラブ最終回が来てしまう。牧春に恋するのが遅すぎた。この恋は始まってたった2週間で終わりが来てしまう。

 

牧春への恋が始まって1週間経った昨日5月26日、初めてリアルタイムでおっさんずラブを見た。

40分間がジェットコースターのようで、笑ったり驚いたりニヤけたり少し切なくなったり…で終われていたならまだ良かった、最後の別れ話でもう撃沈。ジェットコースターが全力スピードのまま地下まで行った。たぶん都営地下鉄大江戸線より深くまで行った。

 

ハアアアアアアアアアア無理無理無理無理!もう無理ああ無理〜〜〜〜〜!!!!!!日々の生活に疲れてるアラサーはもうハッピーエンド以外見られない、ハッピーエンドしか受け付けられない、推しの悲しい顔を見たくない、バッドエンドアンドサッドストーリーアレルギーアーユーオーケー????!!!!みたいな感じ、マロくんの言葉を借りるならわたし史上空前の牧春ブームきてんすよ!!!!!!!!その牧も春も泣いてるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!というか本音は部長もちずちゃんも蝶子さんもみんな幸せになってほしいのにどうしよこれ!!!!!!!!!!地球終わりかねない悲劇!!!!!!!!!!!!

 

そんな第6話、本当に本当に何から何までまでアレがアレだった。語彙力が爆散した。散らばった語彙力を一生懸命拾い集めて文章にしたら、軽く数千文字のこの記事になった。

 

まず、気が付けばわたしには牧アンテナが備わってた。きっとドラマスタートから追ってる皆様にはとっくに装備されてる機能なんだと思う。

視聴者の150%に装備されている(推計)、「周りのこと春田さんのことを一番に考えて自分は我慢して一歩引き下がる瞬間の牧の顔」にピコーーーーーンと反応するアンテナ、略して牧アンテナ。

牧アンテナがバリッバリに反応しまくった第6話、今の春田くんには牧くんのこと預けきれない預けたいのに預けきれない春田くん春田くん…!!!!!なんて気持ちになった。

 

ジェットコースターの途中にはもちろん、ここから恋や愛に繋がるのかなと思う幸せのかけらみたいなシーンはたくさんあって。

たとえば冷蔵庫にサラダがあることを春田に伝えたあとで、「俺も腹減ったんで一緒に食べようかな」と言って台所へ降りてきた牧。
お腹を撫でる仕草含めて少しわざとらしかったのは、押し掛け元カレ武川が置いてった差し入れが春田に見つかってしまうと気付いて、台所へ向かうとりあえずの理由付けだったからだと思うけど(ところで、あんなにも自然に"演技に見える演技"ができる林遣都くんの演技力が本当凄すぎて圧倒されました…)、そもそも気配りハイパーマンの牧が、要冷蔵の差し入れでもないのに全部冷蔵庫に入れてるあたり、普段の春田は冷蔵庫すらそんなに触らないんだろうな、と。

 

もうどんだけ家事しないんだよ春田って気持ちだよね、どんだけ牧に台所を預けきってるの。

牧は牧で、飄々としてたくせに実家に行って妹に「今回は本気なんだね」と言われた時だけ突然まごついて黙り込むし。

スーツ以外は中学生みたいな服着てた春田が、牧実家に訪問するときにはきれいめな白シャツと水色ジャケットなんて着ちゃって、横に座ってる牧が着てるのは白Tシャツに水色カーディガンで。

なんだそれ、わたしはそういうのを「幸せ」と呼ぶって広辞苑で読んだ気がする。読んだ。読めないならわたしが書き足しとく。もう法律で決まった。

 

その一方で、春田は、健気にそばにいてくれて色んな面倒事を引き受けてその上で真っ直ぐに好意を向けてくれる牧のその気持ちに、心地よくなってしまって手放せなくなってしまってる「だけ」なのかもしれないと思ってしまう。

もしかしたら恋や愛やなんてものの始まりはそれで充分なのかもしれないけど、「春田さんの生きる道を変えてしまうかもしれない」牧からしたら、充分に苦しいんじゃないだろうか。

牧が別れを切り出したとき、春田は自分のダメなところを変える、と泣いて食い下がったけれど、牧にとってはもう「自分のために春田さんが変わろうとしてる」ではなく「自分のせいで春田さんを変えてしまう」ことが怖かったんじゃないかな、とさえ思った。

傍目には「若くてイケメンでフレッシュで仕事も出来る牧」が、病み上がりにちずと会ったとき「晩ご飯作らないといけないんで」と話すこと、まるでそれが「春田さんのそばにいるために必要なこと」のようで、続けて「俺なんて、欠陥だらけですから」と話すこと、別れ話でも「忘れてください、俺のこと"なんか"」ということ、その健気さ自信のなさに胸が痛くなる。

そんな中、「(牧母が作った)メシ超美味かったしさ、つうか、牧の作るメシと全く同じ味するからびっくりしたんだけど」なんて、牧が春田のために毎日作ってるご飯が「超美味い」って事なんだよ「味覚えてる」ってことなんだよ、そんなの色んな気持ちで一気に洪水起きちゃうよね。もう心内救急大集合。あの会話を、牧がなんの曇りもなく幸せに受け取っててほしい。お願い。そうであってお願いわたし神に掛け合うくらいのことは頑張る。

 

ところで、押し掛けてきた元カレ武川には咄嗟に「やめろよ政宗!」と叫んだ牧。昔の恋人のことは例え年上でも「政宗」と下の名前で呼んでたということで。

それを知ってしまうと、牧のあの健気でどうしようもない一途さは、「春田さん」という呼び方に詰まってるように思う。

牧が自分の幸せより相手の幸せを願ってしまうその性分で、常に相手への気遣いを続けてしまうある種の心的バリアが、「春田さん」という呼び方にきゅっと詰まってるように思う。

だから、牧にそんな気遣いをさせ続けてしまう「春田さん」は昇華されてほしい。牧の横に今の「春田さん」がいる限り牧はずっとずっとあの一歩引いて我慢する顔をしなきゃいけない。ずっと牧アンテナが反応しっぱなしの生活が続いてく。そんなのそれこそ武川さんが危惧した日々だ。

だから、牧が「春田さん」と呼ぶ関係は牧の心のバリアとともに綺麗に溶けて昇華されてほしいと思う。牧が気遣わずに気負わずに「創一」と一緒にいられる関係になってほしい。

 

ちずちゃんに「春田のことが好きなんだってば」と言われて「えっ、だってお前さ、えっ、そんなの俺だって…」と返してしまう春田さん、泣いてるちずちゃんを思わず抱き寄せる春田さん、家に帰ってちょっと気まずそうだけど何も上手く言えない春田さん。

「春田さんは、本当に俺で良いんですか、相手が俺で。」と牧に聞かれたとき、

「いや…いいよ、それは」と返した春田さん。

この会話のあと一緒に牧実家へ行ったけれど、ここで「牧が良い」と返せるほどの感情が春田の中にない限り、やっぱり牧にとっては「春田さん」のままなんじゃないかと思う。

「春田さん」にとって自分はまだキスの後に咄嗟に突き飛ばされてしまう距離感にいる恋人で、ちずちゃんは、弱ったとき真っ直ぐ抱き寄せてもらえる幼なじみ。

牧は毎日春田好みの食事を作るけれど、春田はきっと、牧の好物のゼリーを知らない。

だから、実家帰りに「結局俺、自分が安心したかっただけですね。」とこぼした牧が、ちずちゃんを抱きしめる春田を見たあと「結局、幸せじゃないんですよ。春田さんと一緒に居ても、苦しいことばっかりです。」とあんなに苦しそうな表情で言うことになるんだと思う。

だって、きっとそれが「春田さん」のためだから。

 

だけど、決して「春田なにしてんだよ」なんて言いたいわけじゃない。

牧からの突然のキスに動揺しながら「お前…う、うつったらどうすんだよ!」と言った春田に対して、「人にうつすと治るって言うじゃないすか。」と返した瞬間の牧はほんの少しだけ楽しそうに笑ってた。

だってね、あんな動揺したのに「風邪がうつったら」って台詞が出たんだよ。「何すんだよ」とは言わなかったんだよ。例えそれがまだ"咄嗟の気遣い"なのだとしても、春田がちゃんと牧のほうに気持ちを向けてるからこそ咄嗟に出る言葉にこれを選べてるんだよ。

つい少し前にはちずちゃんの「男も女も関係ない!」って台詞に「いやあるだろ。」って返してた春田が、今回マロくんに「年齢も性別も関係ない」と言われたときには「まぁ…うん」と返してる。そんな春田が牧を真っ直ぐ見ながら返した「いや…いいよ、それは」が、大きな変化だったことはきっと違いない。

 

春田はいつでも目の前のことのために真っ直ぐで全力で、牧はいつでも少し先のことのために慎重で丁寧だ。
春田は目の前を見ていて、牧は少し先を見ているから、お互いの見えているものが少し違うのかもなと思う。だけど、きっと見ている方向は同じだと思いたい。 だってわたしはすっかり牧春に恋してしまった。2人に絶対に幸せになってほしい。幸せになってくれなきゃ6月3日以降のわたしは牧春幸福論ゾンビになってしまう。

春田くんお願い早く仕様変更してアップデートして牧アンテナ装備して!!!!!!!いやちがう鈍感ボーイは早く自分が「真っ直ぐ相手を見てる」と思ってるその目線を少しだけずらしてみて!!!!お願い!!!!!!!!!!

そしてあんなに全部がこもった「春田さんのこと好きじゃないです」を全デリートできるだけのアップデートをしてくださいお願いします!!!!!!!!!

 

1週間後に牧春の恋が実ることが、わたしの恋の成就で昇華です。ハッピーエンド症候群のアラサーヲタクのゴールです。

春田さんなんて呼ばせないで、幸せになって幸せにしてよ、牧と創一で笑っててよ。きっとその笑顔を世界69億9,999万9,997人が待ってると思います。少なくとも、わたしは渇望しています。

わたしの牧アンテナがゆっくりと役目を終えられますように。

 

(最後に)

1年後として最後に入ったシーン、仰向けで寝るはるたんが飛び起きてダッシュで階段を駆け降りて部長に笑顔で挨拶を返すけど、牧が以前あげた「春田さんのダメなところ10個」のうちふたつは「うつ伏せで寝る」と「朝不機嫌」。はるたんがまだ素にはなれていないような、そんな何かのキーだったりしないかな…