スマホをセブンコーヒーと一緒に捨ててわかったこと
近所の公園から少し飛び出してみよう、という冒険心を知りました。
しかしこの勢いのまま飛び出すと完全に事故に遭いそうです。
こんばんは。今、日本一スコット・マーフィーと結婚したい26歳、がちゃぴんと申します。一年後にわたしは一体どんな気持ちでここを見るんでしょう。
そろそろ、Twitterを始めて5年半。…中途半端ですね。
そんな5年半目の今も相変わらず140文字で小鳥と戯れている26歳です。あの頃はハタチでした。ハタチからの5年半、ほぼほぼ毎日140文字で小鳥と戯れてきました。…Twitterにしてやられた気がしてきました。
愛する場所の愚痴はさておき、ブログ初回投稿らしい記事を書こうと、決意表明のようなものを生み出そうと、今PCディスプレイと向き合っています。
まずは初日、祝日前夜のやさしい気持ちでお付き合いいただけますと幸いです。
さて、わたしは今、iPhone6を使用しています。2014年9月、発売直後に購入しました。
購入したきっかけは、「当時使っていたスマホをセブンコーヒーと一緒に捨てたから」です。正確には、片手にコーヒーとスマホを持って歩いていたはずが、気が付いたらどちらも持っていませんでした。ただし、当時のわたしにはスマホをすぐにジーンズのうしろポケットに入れるクセがありましたし、当時の修羅の国では「スリに注意」なんて話もよく聞いていたので、真相は闇の中です。
自分の矜持を保つためには、真相がゴミ箱の中ではないことを祈ります。
その日以降、わたしは個人用携帯を持たずに数日を過ごしました。不幸いにも仕事用の携帯は別だったのでそちらに支障はありませんでした。残念です。
それに何より、「ネットという大海」に出れば、すぐにいつもの友人にも会えました。
そうです、すぐに、いつもの、友人に、会えました。
私用携帯電話、という「友人関係の集積地」だと思っていたものを失くしたはずが、致命的なほどのひとりぼっちにはなりませんでした。
わたしが「大海だからこそ何でもあるしいつでも誰とでも会える」と思っていた、ネット上の遊び場は、気が付けばそれはもう完全に「近所の公園」でした。
そりゃそうだ。ソーシャルネットワーキングサービスだもの。
Twitterなんてまさに、「そんなに広くないから、キャッチボールはしていいけど野球は駄目だよ。」と限られた空間で、最大限スペースを活用して遊んでいる楽しい楽しい近所の公園。
知ってたはずなんです、ちょっと飛び出せば大きい公園だってアマゾンだって「ハッキング」から「今晩のおかず」まで載ってる掲示板だってあることくらい。
でもそっちは知らないひとばかりだし、スペースもありすぎるし、もうここで楽しいし…と近所の公園に入り浸っているうち、気が付けば複数のレジャーシートまで敷いてすっかり落ち着いてしまっていました。そして、外にいろんなものがあったことを記憶の隅にやってしまっていました。アマゾンについてはたまに思い出し遊びに行っては散財してましたが。
つまり何かというと、スマホを紛失したことをきっかけに、自分が近所の公園に落ち着いてしまっていたこと、そして外にもっと別の世界があったことを思い出しました。それが、去年の9月。それからずっとうだうだうだうだうだうだと、「ブログってないかなあ~ないよな~きっとね~続かないよな~」と引っ張り続けて、今日を迎えたのです。
あと一歩、を飛び出さないまま、今日まで来ました。
でも、今日からひとつ、しっかり続けられる記録に残せるものを始めてみます。
良ければ、読んでやってください。読みたいと思っていただけるものを続けます。今日まず覚えていただきたいことはこのひとつ。筆者は、今、日本一スコット・マーフィーと結婚したい26歳、がちゃぴんです。
ここからは余談ですが…と切り出す予定が、書いていたら止まらなくなってしまったうえ「寧ろこれが主題では」という規模になってしまった、「なぜ今日ブログを始めたのか」の話題です。
去年の今日、2014年12月22日は、わたしの大好きな42歳の悪ガキ 細美武士がthe HIATUSとして初めて武道館の舞台に立った日でした。彼はあの日、「(沢山の笑顔が見える)この景色めっちゃ好きかも」と言いながら「やっぱり俺らにこんなデカイとこは似合わねえから、また、どっかの街の、汚ねえ路地裏で会いましょう!」と叫んで笑顔を輝かせていました。最高に変な髪型で。
(ちなみに、変な髪型になってしまった理由をご存知ない方は、良ければ年忘れにどこかで飲みながら語らせてください。ご存知のかたは、良ければ年忘れにパーッと一杯いきましょう。そんな機会を作れなさそうな方、安心してください、いつかどうせここで書きます。)
そんな悪ガキ(42)と、昨日、会いました。奇跡のようなタイミングで、汚い路地裏ではありませんでしたし、ほんの数秒でしたが、彼の笑顔はわたしの憧れ続けてきたいつものそれでした。
そして自然に思ったことが、「ああ、きっと飛び出すなら今しかないや」。そして、彼に会えたことと12/22であることを良い言い訳に、ここに至ります。
大海だなんて思ってしまっていた近所の公園から、まずは少しだけ飛び出してここにきました。これが、隣の公園迄のお散歩になるのか、大後悔大航海になるのか、わたし次第でしかない部分を最大級冒険してみます。
ということで、スマホをセブンコーヒーと一緒に捨てたわたしが、近所の公園を飛び出してみます。
何卒、何卒よしなに。